アフターピルと低用量ピルを併用する

2種類の薬
予想外の妊娠を避ける為に、女性が出来ること。それは日頃から避妊をすることですが、一般的にはコンドームに頼りがちになってしまいます。自分で出来ることと言えば、低用量ピルを飲むこと。

そんな中、もし低用量ピルを飲み忘れたタイミングで強姦にあったり、恋人に行為を強要されたりしてしまうこともあるかもしれません。

低用量ピルしか持っていない時に、そんなことが起きたら、自分自身で出来ることは無いので病院へ行って避妊薬を処方してもらうしか、避妊出来る方法はありません。

避妊の為に、病院へ行かなくて済むよう低用量ピルを飲んでいたのに、飲み忘れによって意味がなくなってしまうのです。万が一そんなことが起きても、自身で対応出来る方法があります。
それが、低用量ピルとアフターピルを併用することなのです。

アフターピルと低用量ピルはどちらも避妊効果あり

どちらも女性ホルモンが含まれている薬である、2つのピル。アフターピルは多量の女性ホルモンを一気に摂取することが出来る薬なので、ホルモンの分泌と停止を再現することが出来ます。それによって半ば強引に生理を引き起こし、妊娠を防ぐ働きをしてくれます。

低用量ピルは少量の女性ホルモンを日々摂取することが出来る薬なので、それによって高い確率で排卵の抑制が出来ます。排卵がされないことから、受精に至る可能性も低くなる働きをするのです。

服用方法は異なる

薬を飲む女性
女性ホルモンを一気に摂取するアフターピルと日々摂取する低用量ピルは飲み方が全く異なります。それは、性行為後に1度もしくは2度服用するだけで良い飲み方と毎日なるべく決まった時間に1錠飲む方法に分かれます。

1度だけの服用で良いアフターピルは飲み忘れの心配もほとんどありませんが、2度の服用が必要なアフターピルや毎日飲む低用量ピルに関しては、飲み忘れの心配もあります。

その理由は、飲み忘れによってそれぞれの避妊効果を失ってしまうからです。その為、飲み忘れの無いように毎日チェックをつけたり、飲む時間にはアラームをセットしたりなどの工夫が必要になる場合もあります。

低用量ピルでアフターピルの代用もできる

万が一、低用量ピルの服用期間中に飲み忘れをしてしまった。そして、避妊に失敗してしまったという状況が重なってしまった時、低用量ピルでアフターピルの代用をすることもできます。

種類によって違う場合もありますが、まずトリキュラーやアンジュなどの「3相性ピル」と呼ばれるホルモン成分が3段階に分かれているピルを例にします。

もし3相性ピルを緊急的に使用したいときは、3色ある内の黄色の錠剤4錠をすぐに飲みます。そして、その12時間後にまた黄色の錠剤を4錠飲みましょう。

他マーベロンやオーソMなどの1相性ピルはシート中にある21錠の白い錠剤は全て、同じホルモン量・成分です。このタイプのピルを緊急的に使用したい場合は、3錠をすぐに飲んで12時間後にもう3錠を飲む必要があります。

その後、また日々1錠ずつの服用を続ければ、低用量ピルとしての避妊にも移りやすいという利点もあります。

避妊できるまでの違い

小さな歯車がたくさん
アフターピルは飲むことで、女性ホルモンの一種である黄体ホルモンを急激に体内に増やします。そして、体内では排卵・妊娠したと錯覚が起こります。そうすることで、排卵抑制や子宮内膜増殖抑制効果が働きます。

しかし、薬の吸収が終わるとともに黄体ホルモンの分泌停止と同じ働きが体内で起こります。それが、生理なのです。
黄体ホルモンは妊娠準備期間もしくは妊娠中に多く分泌されるホルモンで、分泌が終わるということは「妊娠に至らなかった」ということを意味しています。その為、子宮内膜が剥がれ落ちてくる生理が引き起こされるのです。

低用量ピルは、卵胞ホルモンと黄体ホルモンのどちらも含まれている薬です。これを毎日欠かさず決まった時間に飲むことで、体内のホルモンバランスが常に一定に保たれます。それによって、妊娠中に近いホルモンバランスを維持することにつながります。

そうすることで、排卵を抑制できるのです。排卵がされなければ、いくら精子が子宮内に侵入してきても、出会うべき卵子が無い状態なので受精ができません。

低用量ピルとアフターピルという同じように感じる避妊効果にも、こうした違いがあるのです。

アフターピルを飲んだ後、低用量ピルを飲み始めるタイミング

避妊に失敗して、アフターピルを使用した後にしっかり避妊をしたいと考えている人は、低用量ピルを飲み始めるタイミングで悩むことも多いのではないでしょうか。

実はそこには、排卵のタイミングも大きく影響します。アフターピルを飲んだのが排卵前なら、そのまま排卵を抑えたいので続けて低用量ピルを飲むことが高い避妊効果につながるでしょう。

逆に排卵後の場合、もし受精してしまっていたら低用量ピルを飲むことで着床しやすい子宮環境になりかねません。
そのため、排卵後は消退出血後に低用量ピルを飲むことを毎日続けていけば、妊娠を防げる状態を維持することができるでしょう。

もし、自身の排卵時期がはっきりしないという場合は、後者の方法である消退出血(生理)が起こってから低用量ピルの服用をスタートすることをお勧めします。

同じピルでもそれぞれの働きを知った上で、正しい服用を行えばより高い避妊効果を得ることが出来るでしょう。

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