中絶薬とアフターピルの働きの違いを知っておく大切さ

日本では「中絶薬」は病院などでも取り扱われていない、未承認の薬です。海外の業者から個人輸入という形で手に入れる人も少なくないとも言われていますが、この薬を利用した中絶は日本では禁止されています。

刑罰も科せられる、自己堕胎罪に定められている行為にあたってしまうのです。このことから、日本で中絶を行う為には手術しか方法はありません。

もうひとつ、妊娠をしない為に使う薬と言えば「アフターピル(緊急避妊薬)」があります。この薬は、病院からの処方のみ認められていて、さらに海外から個人輸入代行通販を利用して本人が使うことには問題はありません。

アフターピルで妊娠しないようにすることと中絶する行為は、同じことのように感じる人もいると思いますが実際にどう違うのか分かりづらいものです。実際、どれほど違うのかみていきましょう。

中絶ってどういうこと?

男女がハートを持っているモノクロの風景
中絶は、妊娠が分かっても「妊娠の継続が難しい、産みたくない、育てることが難しい」と女性本人もしくは親となる2人が望んでいない場合に選べる行為です。

体調面や経済面などさまざまな理由がありますが、母体保護法という法律に基づいて医師会の指定医のみが対応できる手術です。
そして、その際には本人および配偶者もしくは父親に該当する人の同意書が必要です。

妊娠初期と中期で対応、そして負担が全く違う

中絶でも初期である妊娠12週未満であれば、器具を使用して胎児と胎盤を体外にかきだす方法と体外へ吸い出す方法があります。
ただ子宮を無理に開く手術があるので、子宮に傷がついたり細菌が入ってしまう危険性もあります。

また、妊娠12週~21週と6日までだと中期での中絶と判断されるので、人工的に子宮口を広げます。そして、強制的に陣痛を起こして、流産させる手術を行うのです。
日帰りでも行える初期とは違い、10日~半月以上の入院を勧められる場合が多くあります。

初期と中期の大きな違いは、手術後に死産届を役所へ提出が必要なここと火葬後、埋葬しなければなりません。このことから分かるように、身体への負担と精神的な負担はとても大きなものになるでしょう。

初期中絶の時には、届け出は不要です。しかし、中期同様に心身への負担は大きいものです。これらを避ける方法が避妊なのです。

アフターピルを飲むことは中絶とは違う、避妊する行為

飲む動作をしている女性
妊娠は卵子が精子と受精し、受精卵となったものが子宮内膜に着床することで初めて成立します。着床した後、12週以内であれば初期中絶として手術が行えるというわけです。

そんな手術を待たなくても、アフターピルを飲むことで妊娠をしないように防げます。それはアフターピルが排卵を遅らせたり、着床しづらい子宮内膜に変化させる働きがあることが大きく関係しています。

そして、アフターピルが体内に吸収され終わると同時に、生理が起こるメカニズムと同じ状態になるので強制的に生理を引き起こすとも言われています。

この働きから妊娠を回避する、つまり避妊する行為になるのです。しかし、成功率は100%では無い上に、ホルモンバランスを乱すことにもなります。
中絶ほどではありませんが、身体への負担がかかることなので、頼りすぎることもよくありません。

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中絶後、アフターピル服用後の性行為は控えた方が良い

中絶手術の後は子宮の状態が戻るまで、アフターピルの服用後は避妊がきちんと確認できるまでは性行為は控えた方がいいでしょう。
それは、大きな身体への負担と避妊の確認が取れていないことが問題です。

中絶後

ひと月分のカレンダー
手術後に出血が止まって子宮の状態が回復するまで2週間~3週間ほどは様子を見ましょう。1ヵ月間を空ければ、より安全だと言えます。この安静にしたい時に、性行為をしてしまうと子宮の内部に雑菌が侵入して、炎症などを起こしてしまう可能性もあります。

そうなると、将来の妊娠に影響を及ぼしてしまうことも考えられます。もし性行為をしてしまった場合、中絶から2週間が経過していれば妊娠する可能性があります。その為、妊娠をまだ望んでいないのであれば、改めて避妊する必要があるのです。

アフターピル服用後

強制的に生理が起こされて、避妊の成功が確認できるまでは性行為を控えるようにしましょう。それは、アフターピルの働きによって遅れていた排卵が服用後の性行為とタイミングが合えば「妊娠」につながってしまうことが言えるからです。

あくまでアフターピルは性行為の後に飲むことで、妊娠を防ぐ為に働きかけてくれます。もし、強制的に生理が起こされるまでの間は効果があると思っていたなどと、言う人は大きな勘違いです。

服用後の避妊の結果が分かるまでの期間は、逆に妊娠の確率を高めてしまう可能性があるので注意しましょう。

アフターピルで中絶を未然に防ぐ

積み木の崩壊を防いでいる
中絶は、妊娠してしまってこれ以上の妊娠の継続が難しい場合にとれる措置です。しかし、アフターピルを飲むことでできる避妊は、中絶に至る前の妊娠をも防ぐことができるのです。

身体にも心にも傷を残してしまう危険性がある中絶は、その後女性が鬱になることも少なくないと言います。さらには、その後の妊娠が成立しづらくなってしまうなんてことも。

これらの危険性を未然に防ぐ為にも、アフターピルを飲んだりコンドームを装着するなどの避妊をしっかり行うことが大切です。

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