アフターピルでの副作用

妊娠を防ぐ働きをするアフターピルですが、副作用があることを知っておかなければいけません。もちろん副作用には、個人差があるので全く症状が現れない人もいます。
副作用を知ることで余計な不安を抱えずに済む上に、対策をとっておくこともオススメです。

副作用の症状として、頭痛や下腹部痛、めまい、吐き気、嘔吐、不正出血、倦怠感など多くの不調があらわれる可能性があります。それぞれの症状について知りましょう。そして、事前に対策をとれることはあるのでしょうか。また、症状が起きた後にできることも紹介していきます。

頭痛の症状と原因

アフターピルを飲んで、特に感じやすい副作用が頭痛。酷くなれば吐き気やめまい、倦怠感なども引き起こします。症状は偏頭痛に近い痛みや、頭全体に響く強い痛み、一晩寝ても悪化する頭痛などさまざまです。

アフターピルを服用することでレボノルゲストレルという黄体ホルモン(プロゲステロン)と同じ働きをする成分が増えるので、バランスを保っていたはずのエストロゲンの量が少ないと判断されて、血管が拡張されます。
そして、セロトニンの減少により鎮痛作用も上手く機能しないことから、頭痛が起こってしまうのです。

頭痛が起きた場合、市販の頭痛薬などであれば服用しても問題はありません。サプリに関しては市販のものといってもアフターピルと相互作用のある成分が含まれている場合もあるので、特にダイエットサプリとの併用はお勧め出来ません。

また、偏頭痛などを普段から感じる方は、症状を悪化させてしまう可能性もある為自己判断での服用はお勧めできません。初めてアフターピルを服用する際は、医師に自身の症状を説明した後にアフターピルの服用は問題無いか相談しましょう。

めまい

アフターピルを飲んだあとめまいを引き起こしたイメージ
副作用で、めまいや立ちくらみを起こす人もいます。ホルモンバランスの乱れから自律神経の乱れにつながり、血圧の上昇を引き起こします。その結果、脳の血流不良からめまいを引き起こしやすくなるのです。

普段は健康で、この症状が出る人は1%前後ととても少数ではありますが不安になってしまう人も。ただ、普段から睡眠不足であったりストレスを抱えている場合は体の不調からの症状の場合もあり、どちらも同じ症状のため見分けるのは難しいでしょう。

吐き気、嘔吐の症状と原因

避妊効果を下げてしまう危険性のある、吐き気や嘔吐を引き起こす原因には低血糖が起こることが関係しています。
黄体ホルモンであるプロゲステロンは血糖値を下げるインスリンの働きを悪くします。

アフターピルを飲み、レボノルゲストレルが吸収されることで同じことが起こります。すると、食事でも上昇してしまう血糖値を下げようと体内では急激にインスリンが分泌されます。
その結果、血糖値が下がることで一時的に低血糖になります。そうなった時に中枢神経が刺激されて、吐き気や嘔吐を引き起こしてしまいます。

成分の吸収される前となる、3時間以内に吐き出してしまった場合はもう一度アフターピルを服用する必要があります。その後また嘔吐があったとしても、3度目の服用は自己判断でせずに、病院へ行き医師の指示を守りましょう。

それだけでなく、アフターピルへの苦手意識から吐き気を催すこともあるといいます。抵抗があるものに対して、体が拒否反応を本能的に起こしてしまうのです。副作用が怖い、嫌だと思う気持ちが強い場合に吐き気等となってあらわれてしまうこともあるので「全ての人に、強い副作用が現れるわけでは無い。もし何かあれば落ち着いて対処すれば大丈夫」と安心して飲むことも大切です。

こうした吐き気や嘔吐の対策として、アフターピルを飲む時に吐き気止めを一緒に飲んだり、服用前に食事を摂ることも良いとされています。

下腹部痛の症状と原因

アフターピルを飲んで腹痛を起こしている様子
生理痛に似た、重たいような鈍い痛みや締め付けられるような痛みを感じる症状です。また、アフターピルを飲んだ後の腹痛は、いつもよりも頻繁に痛みが起こる感覚があるといいます。
その痛みの後には、稀に下痢を起こす人もいます。飲んでから4時間以内に水下痢を起こしてしまった場合、薬がしっかり吸収される前の場合もある為もう一度の服用が必要となります。嘔吐した時同様、3度目の服用となってしまう場合には病院を受診しましょう。

下腹部痛の原因もホルモンバランスが乱れることで、腹痛が起こりやすくなるので薬の効き目が切れてホルモンバランスが安定してくると痛みも治まってきます。

しかし、レボノルゲストレルの吸収が終わり生理を引き起こす時、つまり子宮内膜が剥がれ落ちる時にプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。
このホルモンによって子宮の収縮が必要以上に促され、強い下腹部痛を引き起こします。

痛みをお腹に感じた場合、吐き気を伴うこともあります。それが軽い症状であれば、経過に注意することで良いのですが、もしあまりに強い腹痛と吐き気を感じる場合は他の病気の症状の可能性もあるので、医師に相談しましょう。
下腹部痛を起こした時には、リラックスできる状況や体勢をとって腹部を温めたりすると症状が楽になり、吐き気を防ぐことにもつながります。また、市販の痛み止めを併用して飲むことも問題ありません。

倦怠感

アフターピルによってプロゲステロンの増加と同じ働きをする体内では、水分を溜めやすい状態になります。そして、むくみやすくなるのです。むくみと倦怠感は関係が無いように思いますが、そうではありません。体がむくむと老廃物の排出が上手く働かなくなり、溜まっていってしまうのです。
老廃物が排出されないことから、疲労物質も溜まるので「だるさ」につながります。

不正出血

不正出血の原因
避妊の為にアフターピルを飲んだ後の出血、それを不正出血といいます。しかし、その出血全てが避妊成功の証では無いことを知っていますか。実は不正出血には、消退出血・着床出血・排卵出血があるのです。
消退出血は自然に起こる生理と区別を付ける為に、強制的に起こす生理のことを指しています。この出血が起これば、避妊成功です。

しかし、普段の生理より量が少なくて鮮血に近い場合は、排卵出血や着床出血の可能性があります。1日~3日程度で終わる人もいれば、生理同様に1週間程続く人もいます。特に生理予定日の1週間前後に少量の出血があった場合には、着床出血を起こしていて妊娠している可能性もあるので、生理予定日を1週間程過ぎてから必ず妊娠検査薬などで確認しましょう。

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副作用を知った上で、アフターピルを使用する

副作用とその対処法を知ることで、避妊失敗を防ぐことにもつながります。そして、事前にアフターピルを飲んでから起こる可能性のある症状を知っておけば、余計な不安を抱えない上に慌てずに対処することができます。また、不安のままアフターピルを服用することが余計な症状を副作用として引き起こしてしまう可能性があることも分かりました。

これらの副作用は全て個人差があり、もし症状が現れてもしっかり対処すれば問題が無いことを理解して「中絶」という命を奪うことを決してしない為にもアフターピルで避妊できることを知りましょう。

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